EDR(Endpoint Detection and Response)ってなに?
EDR(EndpointDetectionandResponse)を日本語に訳すと、『エンドポイントの検出と応答』などとなります。エンドポイントは終点、端点などと訳されますが、IT用語では端末や機器のことを指すことが多いです。具体的にはパソコンや携帯電話、スマホの端末などです。最近ではあらゆる機器がネットワークに接続されるようになってきているので、プリンターなどの機器のことを指していることもあります。
従来のセキュリティ対策のための機器(ファイアウォールなど)は、社内と社外のネットワークの境界に設置してウイルス検知・防止をするのがあたりまえでした。『社内ネットワークは安全、外部からのアクセスは危険』ということを前提として、外部からのアクセスだけに注意するという考え方です。こういったセキュリティ対策では、すでに内部にマルウェアに感染した端末がある場合には対応できません。そこで、EDR(EndpointDetectionandResponse)のようなセキュリティ対策製品が必要になってきます。
従来のセキュリティ製品は『マルウェアに感染しないこと』を目的としていましたが、EDR(EndpointDetectionandResponse)は感染してしまった後に、迅速な対応をすることを目的としているという点が大きな違いです。数千のパソコン端末などをまとめて管理して、「今どの端末でなにが起きているのか」を知ることができます。
Leave a comment